2012年 02月 15日
Foveon Merrill ~フォビオンのすゝめ~
SD1 MerrillDP1 MerrillDP2 Merrillについて、SIGMAから公式にアナウンスされたのがちょうど先週の水曜日・・・

あれから約一週間、色々なところで話題沸騰しているようですが、これはSIGMAファン(ってか、オタク?w)の一人としては非常に喜ばしい状況です^^

海外の写真サイト等を通じ、日本国内はもとより世界的な規模でSIGMAのMerrill Generationに対する注目度が確実に高まっていると実感しています。

これを機に「SIGMAのレンズなら知ってるけど、SIGMAのカメラなんて興味ねーよ」っていう方が、実際にSIGMAのカメラを使ってくれるようになると嬉しいです。



しかしながら、中には「どこのカメラでも一緒じゃん・・・別にSIGMAのじゃなくても他に良いカメラはいくらでもあるよ」っていう方もいらっしゃると思います。



全くその通りですw



そういうごもっともなご意見に対して反論するつもりは毛頭ございません^^

ここで言う「良いカメラ」って何?という議論はひとまず置いといて・・・確かに機能や使い勝手という面で優れたカメラはこの世にたくさん存在します。

でも、本質的な部分でSIGMAのカメラは数多ある他のカメラと一緒ではないのです。というより、むしろ全然別物だと言っても過言ではないかも^^

SIGMAのカメラは、他のカメラとは明らかに一線を画す強烈な「個性」を持っています。

つまり、機能面では明らかに他のカメラより時代遅れで何とも使いにくい・・・などという意地悪はこの際言わないでおこう(笑)



そんなシャレにならない冗談はさておき・・・

実はSIGMAのカメラが持つ「個性」とは、いわゆるFOVEON X3ダイレクトイメージセンサーという撮像素子を搭載しているという点に他なりません。

言うまでもなく、撮像素子とはフィルムカメラで言うところのフィルムに当たる部分で、デジタルカメラにおいて最も重要な役割を担っているパーツです。



じゃあ、その撮像素子が他のカメラとどう違うのか、FOVEONセンサーの具体的な構造や特徴とは如何なるものなのかについてはここでは言及しません。

それについては他に詳しく解説されているサイト等が幾つか存在しますので、そちらを参照していただくとして・・・



僕なりにSIGMAのカメラについて物凄く簡単にまとめるとすれば、「FOVEONで撮った写真は画質がくそんごとよかですばぃ」ということ。

博多弁に馴染みがない方のためにもう少し分かりやすく言うと、「FOVEONで撮った写真は解像感・立体感・臨場感がマジパネェっす」ということ。

僕は個人的に「SIGMAのカメラはその場の空気を写すカメラ」という風に理解しております。



ここで幾つか僕が実際にSIGMAのカメラで撮影した作例をご紹介します・・・



atmosphere
SIGMA DP2

この写真が「その場の空気を写せている」かどうかは別として、少なくとも過去にN社のカメラを使っていた頃にはこういう空気感には出会えませんでした。



Twilight Cruise
SIGMA DP2

ありふれた夕景も一味違った雰囲気に仕上がります。



Green Grass - Explored -
SIGMA DP2x

ただの雑草でさえ、FOVEONで撮るとこの生々しさ。



Floating Autumn
SIGMA SD15

特に水の質感描写には心底惚れ込んでいます。



peace of mind - Explored -
SIGMA SD15

動物の毛並なんかもとてもリアルにかつ艶めかしく描写します。



steam locomotive
SIGMA SD1

さらに金属の類を撮ってみても、これまたなかなか良い感じ。



残念ながらこれらの作例はFOVEONの実力をまだまだ伝えきれていないものですが、なんとなくベイヤー式センサーとの違いは感じていただけると思います。

ちなみに、各画像をクリックするとFlickrページにつながりますので、そちらでそれぞれの写真のオリジナルサイズの画像もご覧いただけます。



FOVEONセンサーならではの、ローパスフィルターを介さない透明感のある高精細な画質は本当に素晴らしいです。

何気なく撮ってきた写真を何気なく自宅でRAW現像していると、思わずそのダナミックレンジの豊かさに驚いてしまうなんていうこともしばしば・・・

場合によっては、コンパクトなDPシリーズで他社のフルサイズ一眼をも凌ぐほどの解像感のある、そして階調豊かな写真を撮ることも可能です。

画質面ではまさしく個性的でユニークな、他のカメラではちょっと撮れないようなリアリティのある写真が撮れたり撮れなかったりしますww



このように、SIGMAのカメラはあくまでも画質にこだわった、他のカメラにはない特殊な撮像素子(センサー)を持ったカメラなのです。

良いか悪いかは別として、唯一SIGMAだけがこのセンサーにひたすらこだわり続け、頑なに我が道を歩んできたワケです。

これだけは、ずっと方向性の異なる路線を進んできた他社がとても一朝一夕には真似できないSIGMAのカメラの圧倒的とも言えるオリジナリティだと思います。



他社がこれらの画質面においての利点を自社製のカメラにも取り入れたいと目論んでいるのかどうかは定かではありませんが・・・

ローパスフィルターを介すことによって確実に解像感が損なわれてしまうという理由から、最近はベイヤー式でもローパスレスを売りにしたカメラも出てきました。

しかし、それはあくまでローパスフィルターがあるかないかというだけで、センサー自体は変わっていないワケで・・・果たしてそれがどこまで意味を成すのか。。

一番問題にすべきなのはデジタルカメラの心臓とも言えるセンサーそのものだと思うんですけどね^^



とは言うものの、FOVEONは高感度にはからきし弱くて光量不足の環境下ではベイヤー式に太刀打ちできない等、決して良いところばかりではありません。

現時点ではまだまだあらゆる点で万能なセンサーとは言えないということもまた紛れもない事実です。

結局のところ、FOVEONであれベイヤーであれ、それぞれに一長一短があるというのが現状ですので、どちらが良いと結論付けることは不可能です。

要は蓼食う虫も好き好き・・・どちらの方が優れているかなんていう議論は2ch等でもたまに目にしますが、そんなものは全くもってナンセンス。

最終的には自分の撮影スタイルを鑑みてどちらがベストか天秤にかけるということでしょうから、可能なら両方を上手く使い分けるというのが理想的ですね。



で、結局何が言いたいのか分からないまとまりのない記事になってしまいましたが・・・

いよいよMerrill三兄弟も順次発売されるし、これから実際にSIGMAのカメラを使ってみたいという方の一助になれば幸甚です^^



僕の撮った中途半端なもので恐縮ですが、Flickrに機種ごとに区分けした作例集がありますので、よろしければそちらも合わせてご覧ください♪

SIGMA DP2 works

SIGMA DP2x works

SIGMA DP1s works

SIGMA DP1x works

SIGMA SD15 works

SIGMA SD1 works
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by JIN-X3 | 2012-02-15 10:00 | シグマ -Sigma-


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