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2012年 03月 11日
ColorMunki Photo
今日は、写真が趣味でカメラやレンズには凝っていても意外とあんまり重要視していないという人も多いモニターキャリブレーションの話。



デジタルカメラで写真を撮ってPCで現像(鑑賞)する人にとって欠かせない作業のひとつとして、液晶モニターの「キャリブレーション」作業があります。

せっかく良い写真を撮ってきても、その写真をモニターで表示した時に正しい色で再現されなければ何の意味もありません。

モニター上で微妙な色を扱ったり、滑らかな階調を表現するためには、正しい色温度や輝度・色調を再現する環境が整っていなければなりません。

どれだけ高性能なモニターを使用していても、その性能が100%発揮されなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

また、性能や価格にかかわらずどんなモニターでも使っているうちに経時変化により次第に表示性能が劣化してくるものです。

これを補正するために必要な作業が定期的なキャリブレーションというワケです。



今回、そのキャリブレーションの際に必要となるキャリブレーションセンサーを新しく購入しました。

エックスライト社の「ColorMunki Photo」という製品。

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巻尺みたいな外見ですが、もちろん長さを測るのではなくモニターの色を測定するためのものですww



現在使用しているモニターはナナオのColorEdgeシリーズで、キャリブレーションセンサーも内蔵されてはいるのですが、より厳密な色管理をするために・・・

というか、内蔵センサーでは不可能な環境光測定まできっちり行いたかったので思い切って導入することにしました^^



ColorEdgeシリーズはモニター自体にキャリブレーション回路が組み込まれているハードウェア・キャリブレーション対応タイプなので、作業はとても楽です。

具体的にはPCとセンサーをUSBで繋いで、専用のキャリブレーションソフトを起動するだけ^^

あとはウィザードに沿って操作すれば良いので、さほど特別な知識や設定も必要ありません。

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一般的な液晶モニターでもハードウェア・キャリブレーションを行うことは可能ですが、PCのグラフィックカード等の性能により精度はマチマチです。

その他、ソフトウェア・キャリブレーションという方法もあるので、興味のある方は検索してみてください^^



いずれにしても、デジタルの場合どんなに性能の良いカメラやレンズを使っていても、モニターの色再現性が正常でなければ元も子もありません。

高価なカメラやレンズ、またはレタッチソフトを導入するよりも、現在使用しているモニターのキャリブレーションを行うことの方が先決だと思います。

モニター本来の性能を活かしきるだけで写真の仕上がりが見違えるほど良くなるかもしれません。

新たな機材を購入したり、現像テクニックを磨いたりする前に一度モニターの調整を見直してみませんか^^



さらに、このColorMunki Photoにはプリンタープロファイルの作成機能も搭載されています。

つまり、モニター上に表示されたままの色でプリントすることを可能にする機能です。

これもプリンターをわざわざ新しく買い直すまでもなく、正常な色で写真を印刷するための有効な手段となり得ます。



写真の鑑賞手段がディスプレイ上であれ、プリントであれ何よりも正しい色で見ることが出来なければせっかくの美しい写真も台無しです。

ということで、デジタル写真の肝とも言える液晶モニターのキャリブレーションを強くオススメします♪ (・∀・)/



ちなみに、ColorMunki Photoは分光式センサーで標準ズームレンズ一本分ぐらいの価格ですが、他にも安いものから高いものまで価格帯はピンキリです。

センサーの方式(フィルター式と分光式)によって区別され、種類も価格帯も様々なので、予算や用途に合ったものを選べば良いと思います。

一般的には分光式のものの方が精度が高いとされていますので、ご参考まで^^
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by JIN-X3 | 2012-03-11 21:56 | 撮影日記 -Notebook-